成形加工システム(GMS)

熱可塑性コンポジットの短時間成形加工システム<特許第5826243号>

熱可塑性コンポジットの短時間での加工を可能とした、汎用システムを開発
すでに、各地の工場へ、システム導入の実績があります。

現在、エポキシ樹脂に代表される熱硬化性樹脂の複合材料が多いが、生産性が悪く大量生産に対応できない事から製品価格が高額で、使用実績も限られている状況です。

そのため、生産性を飛躍的に向上し、大量生産への対応、コストダウンを目指すため、熱可塑性樹脂の複合材料の短時間成形加工プロセスの開発を、企業・大学とともに行いました。このシステムにより、これまで使用実績の少なかった産業分野に新たな市場を創造することが可能となります。

当システムの特長は、現行の熱硬化性樹脂成形用プレス機や金属鍛造プレス機を簡易的に改良して転用することが可能で、開発した専用の金型と金型温調用のコントローラを導入すれば、熱可塑性の複合材料の短時間成形が可能になることです。

今まで、熱硬化性樹脂成形メーカーや金属プレスメーカーの企業様は、市場が限られていた面がありましたが、このシステム導入により、新たな市場を開拓することが可能になります。

  1. 熱可塑性および熱硬化性プリプレグの両方に対応。
  2. 近赤外線ランプヒーター併用で、短時間でのコールドプレス成形に対応。
  3. 専用金型を採用することにより、樹脂を含浸させながらのホットプレス成形が可能。
  4. 安定的に金型温度を制御するために、独立した16チャンネルを装備。
    昇温時また冷却時においてヒーターと冷却水量を自動調節する事が可能
  5. 複合材料成形専用に開発されたソフトを使用し、容易に条件設定。
    大型タッチパネルの採用で見やすく、操作性が向上
    パソコンとの接続ができ、成形条件の管理やデータ編集が可能

複合資材成形の概要

材料(板材)を加熱して適温の金型でプレスする為、成形サイクルが非常に速く、大きい製品や深さがある製品には最適。

ロール材を使用するため、カットが容易で、製品形状にして金型に投入すれば成形後のトリミング不要(簡易的)になります。
成形(プレス)時にも材料の含浸が可能です。セミプリプレグの成形に最適です。

この『複合資材 成形加工システム』にご興味がございましたら、いつでもご相談ください。

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主な実績

金属プレスメーカー、プラスチック成形メーカー、材料メーカー、プリプレグ製造メーカー、産業技術センター等の公共機関:プレス機を含む複合材料成形加工システムの導入